Why Not? 情報資産の洗い出し
この基本的なことが出来ていない。抜け漏ればかり。何が資産か把握できていなければISMSの後工程は全く無意味になります。コンサルに行っても疲れるだけです。どうして普通に出来ないのでしょう?
<洗い出しの抜け洩れの例?>
- 静的に保管しているものだけが洗い出される。キャビネットの中だけをリストにしている。
- 個人管理の資料は洗い出しの対象から外す。デスクの袖のキャビネットが外れる。会社のあるいは業務の情報資産で溢れかえっているのに、不思議なことだ。
- サーバー内の情報は情報システム担当が管理しているから部門の情報資産から外す。おいおい情シ部は器の管理しかしていないよ。彼らは中身には関与しません。
- 発送する予定の情報類。一時的に入り口にあるが郵便やとか宅配やが来て回収するからリストに入れないよ。
- 今日中にお客さんとか営業とか管理部門に届ける資料も同じだ。
- メディア類。USBメモリー、CD/DVD、テープ類などは、中身が空っぽもあれば、ゴミ情報もあれば、重要情報もあれば、と不確定的ですから始末が悪い。コンテンツを識別して、メディア自体は対象から外す。
- 共有資料というけど、管理責任者不明の資料。倉庫の隅に積み上げられている。キャビネットの一角に門外不出のように置かれている。時には通路の脇に何年も置きっぱなし。
- 持ち主不明の資料。部門が解散・分離したときに誰も持っていかなかったもの。部門ミッションが変わって宙に浮いてしまった資料。
- 前任者から引き継いだけど、内容を理解できていないもの。業務上の資料としての意味が無く、誰かに何かを聞かれた時に困らないように捨てないでいるだけの資料。
- 資産リストとか資産台帳とかの名前は付けているが単なる分類表・区分表・カテゴリー一覧に過ぎないもので済ませるケース。分類・区分が思いつかないものは全て「その他」区分で済ませる。
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<業務フロー/業務プロセスに沿った洗い出し>
業務フロー/業務プロセスを書き出してみる。手順に沿ったフローチャートが出来上がる。
各処理のところで、参照する情報、出力する情報を書き出す。情報の内容・情報の所在、入力または出力の方法も記載する。
単純な作業に思えてなかなか面倒。
先ず、何の障害もなくスムーズにことが運んだ時の基本形。次に、例外のフローを書き加える。例外が夥しいほっど多い。人によってやり方が変わる。
問題は、基本の流れでは業務標準が出来ているが、細かい部分は実に何も決まっていないことに気づく。そういうものらしいです。資産の洗い出し(たな卸し)が、業務標準細則の策定作業に変わるのです。今までいい加減にやってきたことですからしようがありません。
もっとも、洗い出し自体は、複数のやり方が並存しても出来るので、先行して進めても問題はありません。無駄をなくすために、後で、何を標準とするか決めれば済むことです。
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<洗い出されなかった情報資産の特定>
必要な情報が洗い出されると同時に、どの業務でも参照されない資産が存在するかどうか。プロセスの合理化を進めると中間生成物のような情報は最後には不要とされるケースが多い。自分たちの管理スペースに存在する情報資産で業務プロセスからの引用が全く無かったものを識別し、一定の見極め期間を置いて廃棄する手順が必要になります。
この場合は、静的な情報資産の洗い出しはやはり必要となる。
業務プロセスIDと情報資産IDがあると想定して、プロセスIDから資産IDを引き当て、また資産IDからプロセスIDを引き当てることが出来る。しかし、机上論の展開はできるが、現実にどの程度可能かは一概に言えないでしょう。意味がある範囲において、意味のあるサイズ(かたまり)に対して、プロセス・情報資産ともやればいいということらしい。軌道修正しながら進めるのが現実的なアプローチでしょう。
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単純な作業に思えてなかなか面倒。
先ず、何の障害もなくスムーズにことが運んだ時の基本形。次に、例外のフローを書き加える。例外が夥しいほっど多い。人によってやり方が変わる。
問題は、基本の流れでは業務標準が出来ているが、細かい部分は実に何も決まっていないことに気づく。そういうものらしいです。資産の洗い出し(たな卸し)が、業務標準細則の策定作業に変わるのです。今までいい加減にやってきたことですからしようがありません。
もっとも、洗い出し自体は、複数のやり方が並存しても出来るので、先行して進めても問題はありません。無駄をなくすために、後で、何を標準とするか決めれば済むことです。
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<洗い出されなかった情報資産の特定>
必要な情報が洗い出されると同時に、どの業務でも参照されない資産が存在するかどうか。プロセスの合理化を進めると中間生成物のような情報は最後には不要とされるケースが多い。自分たちの管理スペースに存在する情報資産で業務プロセスからの引用が全く無かったものを識別し、一定の見極め期間を置いて廃棄する手順が必要になります。
この場合は、静的な情報資産の洗い出しはやはり必要となる。
業務プロセスIDと情報資産IDがあると想定して、プロセスIDから資産IDを引き当て、また資産IDからプロセスIDを引き当てることが出来る。しかし、机上論の展開はできるが、現実にどの程度可能かは一概に言えないでしょう。意味がある範囲において、意味のあるサイズ(かたまり)に対して、プロセス・情報資産ともやればいいということらしい。軌道修正しながら進めるのが現実的なアプローチでしょう。
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