審査工数は組織に出向いて行う審査のほかに当然ながら準備の工数も発生する。準備工数が取れていない審査は適切な審査か疑わしい。そういうことだ。
ガイドライン(実際何処にガイドラインがあるか分からないから、そのうち確認する必要がありそうだ)で、例えば10人日とある場合、これは準備のための工数を含むのか含まないのか。現地審査は全体の何割(6割?)以上を当てることと別のガイドも出されているようだ。であれば、10人日は準備を含むように見える。
もう一つ厄介なのが、移動のための時間をどのように見るか。移動はコンサルでも審査でもないから、移動時間を10人日に組み込んでは多分変な計算になる。
全体の20%まで移動時間を当ててよいとする人も居る。2日は移動で使うということか。その2日は現地審査に含まれるんだろうか。
全体で10人日として、移動で2人日、準備で3人日、現地で5人日ならガイドラインはクリアという訳だ。
しかし、別の牛乳瓶は全く違ったことを言い始めた。現地審査は正味10人日で、準備3人日、移動2人日は別に発生する。全体の工数は、だから、15人日になる。ガイドラインはミニマム条件を示しているのだから多い分には構わないということらしい。
もっとも、移動工数が2人日で計画される話と、実際の移動工数が2人日で収まるかは別問題だから、話はさらにややこしい。それに、クライアントの支払いに直結する話でもあるから、牛乳瓶が変わると半紙が変わって費用も変わるのは、審査というものの性格(公的?)を踏まえるとあまり適切と思えない。
コンサルは手持ちのノウハウをどれだけ提供するかで費用が変わっても良いが、審査は同じものでなければこの制度自身の公的な部分が失われそう。繰り返すと、何処の審査も、本来は同じ審査でなければおかしい。
車検と同じ?
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