特別拡大審査~スーパー拡大審査

特別拡大審査~スーパー拡大審査

拡大テンコ盛りはよくある話。最初は情報システム部など特定の1部門で認証を取得し、1年後に拡大で全社の認証取得を図る。最初は、ISOとはISMSとは何かを理解するため、あるいはコンサル会社と審査機関の相性を探るために、プローブ的な認証取得をはかり、特に問題が無ければ一気に全社の展開する。

この時にクライアントはこれが実質的な初回審査だから、初回審査に準じた手順を踏もうとするケースが普通。ところが、中には勘違いしたクライアントと営業の暴走で、杓子定規に只の拡大審査として日程を組むことがある。

時として不幸な事態を招く。

何処のファームも営業とライン部隊は仲がわるいものだ。こういう大きな勘違いも早めに気づけば事なきを得るが、予算とか日程とか、外堀内堀が埋まった後では変更が難しくなる。全員がアンハッピーになってしまう。

何がアンハッピーなの?

拡大審査の工数は初回審査工数より小さい。システムの構築(主に文書審査)は既に終わっていて、現場部署の実施状況の確認だけということが少ない工数でよしとする理由。

新たに500人が追加になった場合、初回審査なら仮に6人日の工数が必要でも、拡大フェーズの場合は4人日で済ますことが出来るというもの。手順を少し変えるだけで、全体としては大きな工数削減が可能になる。この場合は、初回審査を2/3の工数でやることになり、審査の質を落としてしまう。

出費を抑えることができて、誰か喜ぶ人もいるだろうが、本末転倒でしょう。

「拡大審査とする場合は既存の範囲(人数)を超えない範囲に限定する。既存組織範囲を超える場合は特別拡大などとして、工数的には拡大部分には初回の工数を充てるようにするのが、妥当ではないだろうか。

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2004/04/01

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