暴走する日本法人?審査機関も例外に非ず?

 

暴走する日本法人?審査機関も例外に非ず?

どの国と比較しても、どの審査機関と比較しても、どの規格と比較しても、異常なパフォーマンスを発揮している。外部機関による調査を実施した話は有名。問題の日本法人のISMS審査は非常に際立った結果を示している。誰が見ても不適切審査を示すもの。他の法人、同じグループ内の他国法人、他の標準規格(QとかEとか)とのどれと比較しても異常なデータが並んでいるらしい。何らかの深刻な問題が懸念されている。

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  1. 問題の審査機関を推奨するコンサルは玉石混合。石の割合が多いらしい。いい加減なコンサルに評判がいい。ある札付きのコンサルは問題の審査機関だけをクライアントに紹介している。望んでも居なかった癒着体質を押し付けてきたコンサルは特に問題です。
  2. 其の手のコンサルは受けることはクライアントにとっても不幸なことです。中には暴力団のようなヤクザまがいのコンサルまで居ます。問題の審査機関は結果的にはこういう不良コンサルと結託して事業を拡大しているとも言えます。
  3. 第三者認証制度の根幹を脅かす行為ですね。
  4. JIPDECも勿論深刻に捕らえています。非の無いところに煙は立たず。人の口に戸を立てることは出来ない。不健全性には早くから気付いていて、認定審査の機会を捉えて是正を促していますが、手を焼いているのが実態。
  5. グッドポイント大好き。"おべんちゃら"?。迎合的姿勢が強いので審査と関係のないグッドポイントを好んで出すようにしています。
  6. 観察事項を何十件と出しておいて不適合はゼロということは珍しくありません。不適合を出すのが大嫌い。不適合を出すと手間が掛かるので、特にリーダーの予定が狂ってしまうため極力出しません。メンバーを説得したり強権発動したりして出しません。審査チームとはそういうものです。。
  7. 観察事項もクライアントがクレームすると削除します。何処から何処まで迎合的。観察事項は記録(審査報告上)はどうでもいいレベルの扱いです。
  8. 不適合は簡単に観察時効になり、観察事項は簡単にりジェクトされてしまうので、残るのはグッドポイントばかり。1割はおろか下手すると3件に1件はグッドポイントということもあります。採算性を追いかける審査機関の審査レポートはグッドポイントのオンパレードです。分かりやすいですね。
  9. 問題の審査機関は見積の工数単価が高い。ここが味噌です。見積もり比較をすると金額は程々。他社とよく似た金額。でも工数が極端に小さい。ガイドラインのミニマムでしか数字(工数)持ってこない。十分時間を掛けてくれない。いつもミニマムで済ますのは統計的には一種の手抜き審査かも。工数ミニマム至上主義。統合審査に走る理由ですね。
  10. この頃は珍しくない在宅勤務の弊害もあります。会社へきて自由に討議する環境が無いから、一人ひとりが勝手に審査している。共通価値も醸成しにくい。規格理解がばらばら。之は困ります。一貫性は維持して欲しい。間違いや理解不足も多いのも困りますが、なにせ効率最優先で、具体的に確認することも出来ない。付加価値審査という言葉が好きでよく使うが付加価値が何もない。
  11. 契約審査員への依存が大きい。社員同様に規格解釈はばらばら。それでも実務経験が多い人は常識からずれないので少しは安心できる。若くして審査員になった社員よりははるかに安心できる。
  12. 社員の若手審査員は管理業務の実務も何も経験が無いのでピンボケ。手順どおりに表層的にこなしているが、まるで内部監査の延長みたいな審査だ。不味いことに、実務経験の無い若手が問題の審査機関の中堅に領域に入ってきているので、ますます頼りない。
  13. 優秀な審査員も居る。こういった使える審査員は固有名詞で選ぶ必要がある。問題の審査機関の育成システムは貧弱の極みで、黙っていると順送りあてがいぶちになる。
  14. 若手中堅を中心にパワハラも横行している。噂どおりの不健全な組織になっている。いまだに改善はない。若手といえば聞こえはいいが普通の企業に入ってまともに勤められなかった人間だから、閉鎖社会のなかで年齢の上下無くパワハラに走る。それをとがめる監視も無ければ管理も無い。
  15. 転職を繰り返して問題の審査機関に止まった若手中堅は要注意。門前の小僧で直ぐに仕事を投げる輩だ。医者ならやぶ医者。もっとも今のトップも転職を繰り返している。教わったような経営管理の取り組みをしているが所詮は販売店の店長の発想しかない。困ったものだ。
(続く)

本当の問題は?問題の本質を見極めましょう!

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  • 現場が創意工夫するのは日本人ビジネスマンでは当たり前。改善活動の賞賛は現場の暴走をも促す。トップが海の向こうなら暴走は止まらない。結果オーライ。日本法人がよい結果を出すことも有るが、本社の手に余る。暴走はA社もB社もC社もないのだ。外資系日本法人では日常茶飯事だろう。


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2004/04/01

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