風呂屋の隣4

この10年の間に、実は風呂屋は店を閉じた。と言って何かビルが建った訳でもない。客が極端に減った訳でもない。所謂、世代交代が上手く行かなかったことになるのだろう。風呂屋の仕事はああ見えて結構重労働らしい。公衆衛生上の規制も厳しくて、燃料代、メンテナンス代と、兎に角、金も体力も要る。夫婦でやり続けるのは大変だった。家業を継いでくれることも期待できず。休業がぽつぽつあったと思ったら、張り紙がずっと残ることになった。常連さんが減って、一見さんが増えるから、心理的な負担もあった。

風呂屋の隣は、相変わらず牛乳の売れ行きがいい。風呂屋が閉まって、幾分減ることは減ったがココに来る客は牛乳好きだ。見知った人の顔が牛乳瓶にかぶるのも仕方のないことだ。牛乳も瓶からパックが主流だが、この店は瓶に拘る客が多い。

メモは量は大したことはないが捨てずに取っておいたから、いきなり黙って捨てることが出来ないくらいの愛着が残る。5年以上も前のメモもある。10年を超えるものは見つからないが、十年一昔の雰囲気にはなってきた。

少しの本当と少しの嘘とたくさんの分らないで埋まったメモを少しずつ捨てることにした。

同じ話が何度も出るのには閉口する。しかも結論が右だったり左だったりで定まらない。

*.*

<必ずお読みください>

◆コメントについて

内容見直しの機会としてコメント可能としています。但し、採否・削除は勝手に行いますので予めご了解ください。

◆注意事項

当ブログは独断と偏見を排除しない私用目的のものです。不適切な内容を含む可能性がありますので注意してください。

組織・個人・商品・サービス等について固有名詞が引用されますが、関連考察は誹謗中傷を意図したものでは有りません。また内容の真否は一切確認しておりません。鵜呑みにしないでください。

記事は同じような内容が繰り返し記載されたり、矛盾することが記載されたりします。事実誤認もあります。これらの修正は必ずしも行うものではありません。

◆禁止事項

ブログ訪問者は直接閲覧すること以外の行為は遠慮してください。ブログ内容の一部または全部に関わらず、印刷、コピー、ダウンロード、保管、編集、利用、及び他の人への紹介・情報提供等を禁じます。

2004/04/01

人気の投稿:月間

人気の投稿:年間

人気の投稿