無線LAN導入のリスク

無線LAN普及の初期では、その脆弱性のために導入を見合わせる企業が多かった。

暗号化方式の脆弱性。簡易なものは破られることが広く知られている。今はさらに強固な暗号化方式を導入できる。

電波強度を確保すると漏洩リスクが高まる。モニターを設置されるリスク?

他社電波との干渉問題。あまり聞かないが問題の有無は確認したい。

無線LANが敬遠される理由は管理の届かないところに経路をむき出しにしているようなものだからでしょう。

さて、いまどきはどのようでしょうか?

一般家庭・個人利用では無線LANが圧倒的に多数になりつつありますが、企業内では依然保守的なスタンスが多いのでは。止むを得ず利用する場合もミニマム化を図る。

<無線LAN導入時の注意>

  1. 高いレベル暗号化方式を利用
  2. 端末認証は常識
  3. 利用時間の制限 i)日中業務時間に限る、ii)接続時間は15分以内(メールチェックに必要な時間)など
  4. もっとも重要なことは技術専門家(無線LANの運用技術に強い人)をアサインすること。常駐の必要はないが、いつでも連絡が付くことと定期的に監視及び確認の作業を行うこと。技術の進歩が早く新たな脆弱性の指摘に対して迅速な対応が求められる。技術専門家を置けない組織が無線LAN導入は危険。業者(ITメーカ)は初期設置はしっかりやっても維持継続・改善までは手が届かないし、そんな責任はない。
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<必ずお読みください>

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2004/04/01

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