ISMSでも「三十六計逃げるに如かず」は本当に有効か?

ISMSでも「三十六計逃げるに如かず」は本当に有効か?


ISMS審査の世界でも「三十六計逃げるに如かず」は有効なようだ。もぬけの殻になったオフィスに事務局とコンサルと審査員が呆然と立ち尽くす。下手な受け答えをすると、余計な宿題をもらうだけだ。面倒だから、外出できる人はするように。ということは、部門の責任者も来客アリとかで消えていく。そんな会社は後を絶たない。自分たちが何をやっているのか分かっていな。自分だけは大丈夫と信じている。自分のミスで会社を危機に追い込むなんて毛頭考えていない。もしそうなったらその時の事だと居直っている。


審査の日に部門長が消えたら、残念だけど、その部門長が自分は無能ですと宣言したようなもの。能力が無いからスケジュール調整も出来ない。お客を掴んでいないから応対の幅も無い。だから、審査の日に逃げ回るマネジャーを見つけたら、黙って降格でよい。


乱暴な物言いに聞こえるけど、デミング賞で指導会で逃げたら、その人は二度と出席できない。そういうのは、昔は常識。


ISMSも初回審査はそういう緊張感があっただろうが時間が回るとだんだんいい加減になる。実は、こういう数年経過したときこそが本当の本音が顔を出すころなのだ。初回はトップが入れ込んでいるから部門長も合わせざるを得ない。時間が経って緊張感も緩んだころに本心が顔を出す。


コンサルも同じ。初回はベテランだけど、だんだん新人の研修の場に変わってくる。





トップとか社長とかが、基本方針で良いこと書いても、マネジメントレビューで良い格好をしても、結局、現場の長がぱらぱら脱走するような状態では、全く意味がなくなってしまう。そういう実態を知ろうともしないことも読まれているのだろう。


もちろん、たまたまの止むを得ない不都合も存在するが、数人にそういう状況が生まれたら既にそのクライアントのISMSは終わっているね。というのが大方の声。


ましてや1年以内に事故を起こしているような組織での脱走劇はもっと悲惨なことがおきる前触れでしょう。、

<必ずお読みください>

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2004/04/01

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