オープニングとクロージングで分かる審査員の力量?

オープニングとクロージングで分かる審査員の力量?

Opening Meeting & Closing Meeting

実際に審査員の力量が分かるかどうか難しいけど、疑問に思ったりすることは結構あるようです。

理由はそれぞれのご都合?が出て、何らかの妥協がなされるからでしょう。実際には何が問題現象でしょうか。置かれた状況、立場で必ずしも問題ではありませんし、考え方によっても問題とする必要もありませんが、留意しておきたいことには違いありません。


  1. 定刻、時間通りに始まらない。
  2. 定刻、時間通りに終わらない。
  3. 定刻の開始時間が過ぎてもだらだらと人が集まる。遅れてきても注意を受けない。
  4. トップが出席しない。
  5. 情報セキュリティ管理責任者が出席しない。
  6. 内部監査の責任者が出席しない。
  7. 審査対象部門のトップが出席しない。
  8. 審査対象部門のISMS担当が出席しない。
  9. オープニング会議の時間が長い。初回審査/初動審査、継続審査、更新審査などでは、初回・初動はやや長くなるのは止むを得ないが、毎回セレモニー化した段取りを延々と繰り広げるのは工夫がない。
  10. オープニング会議の時間が短い。極めて事務的に口頭でいろいろなことを説明してさっさと終わる。この程度なら事前にメールしてくれれば十分。何を質問していいのかさえ分からない。
  11. オープニングで周知する諸注意事項・確認事項が文書で配布されない。事前に文書を渡す審査員がいる一方で、何から何まで口頭で済ます審査員も居る。
  12. 審査チームが集結していない。オープニングの質疑応答の状況を共有しないまま、勝手に審査を始めている。
  13. クロージングに出てこない審査員がいる。所見は出ているのに、説明責任を果たさないのはどういうことか。代わりの審査員が臨場感の無い一般論で説明しても白けるだけ。


審査員は審査効率・限られた審査工数でどれだけの部署・人数をカバーできるかを先に考えるのだろうが、結果、ばらばらに審査が始まり、ばらばらに審査が終わる印象だ。審査員のそのような振る舞いは組織に伝播すれば、組織側の対応もいい加減になる。自業自得。少々窮屈でも最初と最後はしっかり決めてもらわなければいけない。クライアント・トップの前に全員が顔を見せることがこのビジネス・イベントでは重要なのだ。ということです。

経営者インタビュー/トップ・インタビューも同様です。トップの意思、気合、思いを確認する場でもありますから、それは当然審査に反映させなければいけない。筈です。にも関わらず、せっかくのメッセージを乾いたテキスト情報に変換させるだけのために使って済ます。であれば残念なことですえ。

経営者インタビューも審査チームが全員揃う形が望ましい。筈です。審査員ご自身が、「思いの共有」を無駄と考えればそれまでです。審査員の幼ささえ感じさせます。

<必ずお読みください>

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2004/04/01

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