誰もが気にする総理大臣の力量がどんなものか分かれば世間はもっと静かになるだろうが将来に渡って期待できる話ではない。社長の力量も、管理職の力量も。
スポーツの世界は期待値と力量と物差しが同じ次元だから割と分かりやすいが、それでも女子柔道の代表選出などではすっきりしないことがあった。
入学も入社も一定の力量を求めて試験などをやっている。進級試験や昇格試験で、継続的にフォローされる。人間は、ひょっとして、禁治産者宣言を受けるまで、一生の間、力量を問われ続けるのかも。
- 過去の実績に基づく力量判断
- 手順・手続きによる力量判断
ISMSも例外なく力量の世界だ。力量という言葉を当てはめようが別の言い回しをしようが、人の行いに対しては、その人がその行いをになうことの妥当性を見る発想がでてくる。「なんでおまえがやっているの?」なんてことにならないように。
ISMS劇場に出てくる出演者は;(ここも順不同で)
- ISMSの事務局
- ISMS事務局の長、またはIS管理責任者
- 経営者、社長、CIO、CISO
- 内部監査員
- 内部監査の責任者
- ISMS委員会のメンバー
- 部門のISMS委員、または推進委員
- サーバー管理者(部門、エリア、全社別に)
- パソコン管理者(部門、エリア、全社別に)
- ネットワーク管理者(部門、エリア、全社別に)
- 防災・防犯担当(委託先であっても)
- 物流担当、外部倉庫担当(委託先であっても)
- 廃棄・処分担当(委託先であっても)
- 一般従業員
- 出入りする取引先従業員
- 特定部署の従業員(特定のリスクを有する部署)
- 社外関連者(コンサル、審査員なども)
まあ、きりがありません。仕事は大概は人がやってますから。敢えて、力量を設定し、管理していくべきものは何か。そこから始めることになるでしょう。
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