リスクは資産価値、脅威、脆弱性のセットで表現される。そのレベルはリスク値として提示される。
あるレベル以下のリスクは受け入れる。
このレベルが実は、不謹慎ではあるが、結構興味深いものになる。
リ
スクを受容するとは、特に新たな手を打たなくて現状でよしとすること。受容しないとはリスクを下げるために何か手を打つこと。事務局も現場も、あまり余計
なことはやりたくないと考えるのが普通。受容レベルを高くして余計な仕事は作らない。これが暗黙の了解事項。そうするとどうなるか。
例えば、月1回の重大事故は許容するケースなどが出てくる。
不心得の事務局がいると、必ず大方のリスクを受け入れる事態になる。まあ、駄目元で知らん振りして、リスク甘受型のマトリクスを作る。
審査の先生方の反応は見ていて面白い。
- 全く気付かない先生。この場合は、この審査には何も期待できないことが分かってこちらが辛い。
- 気付いて妥当性の確認を迫り更にトップが承認しているか念押しする先生。この場合はアウト。経営者インタビューで確認されたらお仕舞い。下手すると降格だ。
- 気付いて妥当性は自分で判断しろと突き放す先生。この場合は簡単。検討しましたで済ます。暇になったらやるつもりだけど暇になることは決してないことも知っている。
リスクは受容が一番です。
※
件の先生は勿論(1)です。話も何も始まらない。厳しいことで有名な先生ですが、厳しいの意味は大分違うね。やたら書類作りを要求してくる。石橋を金槌で叩きまわして引き上げて行くような。そんなに心配してくれるのは有り難いけど、先生のところは大丈夫なの。