JQAの審査で困ったら?[ISMS]


JQAの審査で困ったら?[ISMS]
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Pre Audit Check Point
  • 第三者認証制度に基づく審査は制度の有効性、有意性を確保するために、監視と改善の枠組みが確立され、また枠組み自体も改善の対象になっているため、認証機関という組織そのものが直接認証組織(一般企業)からクレームを受けるような問題を起こすことは少ないでしょう。
  • しかし、審査機関という組織が全く問題を持たない訳ではない。「審査」というものが審査を行う側と審査を受ける側と双方の協力で成立するものである以上、両者の組織風土や企業文化の相性の問題がでることもある。
  • 両者のカルチャーギャップは、審査を受ける側から審査機関を見るとどのように写るか。概ね以下のようなものだろう。

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  • これらは実際に審査を依頼(契約)する前に確認できることが多い。コンサル契約などの場合も同様の内容になるでしょう。認識できたギャップは受け入れるべきか拒絶すべきか悩むことがある。
  • 不安が残る場合は口コミ情報をあたるのも一つだが、利害関係のない個人のアドバイザーを活用するのもよい。
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After Audit Check Point
  • 審査の出来栄えが最大関心事。審査のアウトプットは紙と言葉。紙は基本は所見であり合否判定。言葉は質問とコメント。結論と理由。これらは全て審査員によるものです。
  • 出来栄えに対するクレームは審査員に対するクレームになります。審査とは閉ざされた空間で生身の人間が対峙するものですから何某かの問題が出るのは当然ですが、審査員の資質・力量が問われるのもまた当然です。
  • しかして世の中には問題児となる審査員も存在します。件の審査員がその問題児かどうかは誰も教えてくれません。本人に至っては気付いてすらおりません。ネット上に口コミ情報が残っていることも極めてまれです。残念なことに不良品の審査員にあたるかどうかは審査になるまで分かりません。
  • 嫌嫌それどころか、こちらに力量が無ければ審査が終わっても不良品だったかどうかも分かりません。社会人としての素養/サービス提供者としての素養などはこれは見てれば直ぐに分かりますからこのレベルで問題になることは非常にまれです。
  • 繰り返しになりますが、審査のアウトプットは合否判定と判定理由(審査所見)。最大のアウトプットはオーラルの質問とコメントです。審査員は多くの質問をしてきます。Q&Aに関連して多くのコメントもまた残していきます。所見になる量の100倍1000倍の質問とコメントと思って良いでしょう。これの出来不出来が与える影響を過小評価してはいけません。
  • 審査員に対する問題となる可能性のあるものは概ね以下のようなものだろう。
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  1. 分かり難いオーラルコミュニケーション(質問とコメント。業種・業務への理解)。
  2. 情報技術の知見が低い。事務屋・イベント屋は一級でも情報技術は素人では話は噛み合わないし、コメントも所見も信用できない。
  3. 分かり難い所見。内容が理解できない。何が問題か、何が不適合か。
  4. 納得性の低い、有用性の低い所見。本当に大事な指摘をしているか。
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Use Voluntary Advisory Service


  • 審査業界に明るいしかも利害関係のない、即ちどの組織にも属さないボランティアの意見を活用しましょう。
  • コンパクト(短期間・無料報酬)でフェイスフルな助言を期待できます。
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2004/04/01

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