ゲームISMSの悪質プレイヤー

ゲームISMSの悪質プレイヤー

悪質な審査機関、悪質な、審査員、悪質なコンサルタント、悪質な経営者、悪質な事務局、悪質な・・・はきりがない。

悪質とは?

ISMSのゲーム(制度)の本質、本来の目的、方法論を理解しないでゲームに臨むこと。単なる理解力の問題で済まされないようなレベルの取り組みをすること。

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  1. 迷惑営業の審査機関
    やたら営業してくる審査機関。煩いくらい電話をかけて勧誘してくる。ダイレクトメールてんこ盛り。ウエブを見ると頻繁に公告が出てくる。本来審査機関なんて存在認知で十分でしょうが、営業がいて売り込みを懸けてくるのは間違っている。しつこく営業しておいて挙句お宅様は不合格ですなんてやれないでしょう。営業事務、契約事務ぐらいなら普通だが売込みをやるところは見識を疑っていい。
  2. 安かろう悪かろうの審査機関
    低額料金を差別化ポイントとして売り込んでくるところはさらに最低。適正コストを要求しないのは手抜きの兆し。安かろう悪かろう。
  3. 余裕工数を取らない審査機関
    コストは一見すると低く出してきても、工数も小さくなっているところは要注意。これも一種の手抜きです。標準工数(限界工数)ぎりぎりで見積もりを持ってくるところは効率本位で丁寧に見てくれることは期待できません。工数を小さく出してくるところはリスクも過小評価しがちです。藪医者が何でも風邪で済ますように、なかなか本当の看たて、本質課題の指摘には至りません。
  4. コンサルが推奨する審査機関
    コンサルが推奨あるいは指定する審査機関も要注意です。コンサルは認証取得したら成果報酬を求めるケースも有る。表立って成果報酬を求めなくても実績としてカウントしていきますから、いい加減な審査を歓迎する時があります。見極め能力が必要ですが、この場合はコンサルも問題。
  5. 認証取得を金で買う経営者
    親会社から言われたから認証取得を目指すのも、動機としては止むを得ないが、中身も認証取得だけで体質改善への取り組みは二の次になっているところは経営者として最低。親会社の要求でなく、取引先企業や公共団体の取引条件で止む無く取得の場合も同様。経営者の質が低いと安かろう悪かろうを求める形になる。こういう経営者は社会悪ともいうべき存在だ。特定の部門だけの認証取得でお茶を濁すのも同じ範疇です。
  6. 一人相撲をとる推進事務局
    会社の各部門が取り組んでこそISMSだがそれは大変面倒なことだ。それで事務局が全てやってしまうことがある。コンサルと事務局が共謀してISMSのおつくりをやってしまうケース。コンサルが用意する雛形に事務局が代筆して文書も記録もできてしまう。審査時の応対は事務局とコンサルでやりぬく。
  7. 審査に同席するコンサル
    こういうコンサルは信用しないほうがいい。自分が指導したことに自信がない。半信半疑のコンサルをやった証拠です。クライアントを不安がらせて同席します。もっともまだ修行中のコンサルで、完全にオブザーバーとして同席することは、コンサルの初心者では良くあります。褒められたものでは有りませんが、納得できるものです。
  8. 審査に口出しするコンサル
    審査中に口を挟むコンサルは失格でしょう。もっとも、審査後や休憩中に審査員と意見交換するコンサルも結構いますが、これは別に悪いことではありません。より正しい理解に向けた健全な活動です。でたらめな審査員がいても審査中に直接口出しすると制度そのものを否定しかねないのでNG。これは常識。それを無視するコンサルは否定していいでしょう。多くの場合は、コンサルが説明してことの出鱈目が審査で暴露されたケースです。おろかなコンサルにも面子はあります。
  9. 組織に助言できないコンサル
    審査員と被審査組織とのやり取りがスムーズに行かないケースはよくあります。業界用語・社内用語の違いです。規格要求に対する理解の程度の違いによっても適切なコミュニケーションはできないことがあります。その隙間の理解を進め適切に助言することがコンサルには求められますが、感情と思惑が優先してクライアント価値向上を目指さないケースにまれに遭遇します。
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悪役プレやーの存在は目の前にすれば誰でも直ぐに分かることです。自分の会社の経営者が駄目しるしかどうかも直ぐに分かります。使っている審査機関もコンサルも駄目かどうかは直ぐに分かります。裸の王様を思い出してください。この時は子供が王様は裸だといってくれました。会社組織の中では社員は言いづらい。審査機関もコンサルも誤魔化す方に回ります。

利害関係のない、1回限りの助言サービスを使いましょう。助言屋から経営者に「お前は裸だ」といってもらうことです。

「お前は裸だ」のご宣託を受ける勇気もない経営者は会社と一緒に沈んでもらえばいいですね。

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<必ずお読みください>

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2004/04/01

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