マネールックのコンプライアンスは大丈夫か?


マネールックのコンプライアンスは大丈夫か?

マネールックは元はヤフー!とかSBIとかが運営していたが、今は関連会社?のイー・アドバイザーが運営している。

サービスの利用規定を少しずつ見直しているが、少し怪しい内容が出ている。利用規約の7条の3項に追加された内容

「3.当社は、第10条または第11条により、会員登録が抹消され、または会員が本サービスから退会した場合には、当該会員が本サービスの利用にあたり入力または取得し、当社のサーバに保存されているすべてのデータを当社の判断により削除または保存することができるものとし、会員はこれに異議を述べないものとします。」

がそれだ。利用者が自分のデータを削除できないことに合意を求める内容だが、コンプライアンスは大丈夫だろうか。法律違反しているのではないだろうか?。個人情報保護法は利用者が自分のデータを削除するよう求める権利は明示しているのに、この規約は権利放棄を要請するものであり、しかもいきなり勝手にそのことを要請し(表示して)、容認しなければサービスの継続利用を拒否する内容のもので、完全なコンプライアンス違反かどうかは法律家の出番であるにしても、社会的には決して容認できないものだ。

イー・アドバイザーのコンプライアンスはいつもこの程度なんだろうか。運営委託したときにいくつか懸念したことが少しずつ顕在化してきた印象を持つ。

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マネールック

個人向けの資産管理サービス。個人顧客開拓の一環としてSBI証券とヤフー!が協力して提供してきたサービス。マイクロソフトマネーなどが撤退する中でもっとも価値の高いサービスを提供していたが、1年位前に別会社にサービス事業が移管された。

イーアドバイザー

SBI系のITサービス会社?

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会員から退出した個人の情報を保持してそれが漏洩して問題を起こしたときに、本人に通知する手段もない無責任な状況を考えたら、保持することの方がリスクだろう。統計処理した中に入れて個人情報そのものは削除されなければいけない。もし保持するなら本人の承諾が必要だし、いつでも必要に応じて削除の要求に応じることが出来なければいけない。

削除に際し費用負担を要求するのも現実的でない。不適切である。これについては別に考察したい。

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<必ずお読みください>

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2004/04/01

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