猛烈な勢いでフェイスブックが普及・浸透し始めた。一時は期待されたGoogle+の不出来を見限ったからだろうか。ガラパゴスのミクシーmixiに限界を感じたからだろうか。団塊世代がいよいよリタイア、組織を離れて新たなコミュニケーション環境を求めていたからだろうか。
学生組みと定年組み。フェイスブックビジネスの前輪と後輪みたいなものだ。ボディの現役世代はサイバーオフ会、あるいはオフ会補完環境として、非公式に利用されているし、空きあればビジネスそのものに利用しようとしている。まあ、何だかんだとフェイスブックは従前の電話みたいな存在になりつつある。
「フェイスブック」には個人情報が溢れかえっている。その内には組織の重要な情報まで取り込まれていくのは間違いない。(グーグルの検索DBは既にそのような状況にあるのは先刻ご承知の通り)
ここで「セキュリティ」です。
フェイスブック内の個人情報等を利用する前提のゲーム類、ツール類のアプリが出回っている。スマホのアプリと同じような状況です。フェイスブックの中は安全と思い込んでいるユーザーもいる。フェイスブック自身は危険だとは宣伝しない。アンドロイドもアイフォンも危険を積極的にはアナウンスしない。でも、広い意味の個人情報をせっせと収集し、何処かのデータベースに取り込まれ、何らかのサービスが提供されるが、本来目的以上のデータ収集・分析をやれば別の世界が見えてくる。これに悪意や誤解や手違いが入り込めばセキュリティ問題が発生する。
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エフセキュア社からフェイスブックアプリ用のセキュリティソフトがリリースされた。まだベータ版だが、企業のセキュリティ担当は直ぐに評価を開始するべきでしょう。リクルート活動中の学生でも、リタイヤした社員でも、当然現役の社員でも、フェイスブックを利用している可能性があるなら、セキュアな振る舞いを期待すべきだろう。
http://www.f-secure.com
Facebook向けセキュリティ・アプリ「ShareSafe」
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