情報コンテンツ、意味、メッセージ。これが所謂、情報の本旨に相当する。これらを容易に導くことが出来る整理されたデータ類も情報に準じたものになるであろうと。
情報を保管する道具類も情報資産に含める。
情報利用のために、人間の五感に訴える道具立ても情報資産。ディスプレィ。スピーカー。最も単独では意味が無くてシステムとしての存在だろうが。システムが複合的、広域的であればそのためのネットワークや施設インフラも情報資産。そうなるとCVCFとか自家発まで入る。
インフラがサービスとして外部から提供される場合はそのサービスも情報資産。それにも適切な維持活動が求められる筈だ。
オフィス環境、サイト環境まで、外部との境界に対する手当てを想定すれば情報資産に入る?
そこに超機密情報があるなら、情報の存在や所在(サイト)すら情報資産に入る?
実際、データセンターの中にはテロのターゲットになるのを恐れて、存在すら隠そうとしているものがあるようだ。
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整理すると、
- 先ず、本質的な情報(メッセージ、意味、情報の本旨)。仮にコンテンツとする。
- コンテンツの存在を成立させる入れ物。情報コンテンツを記録したメディア。記憶媒体・記録媒体。紙とか、光学ドライブディスク、外付けHDD。USBメモリーなど。しかし、殆どはパソコンやサーバー上にあるでしょう。可搬メディア、固定メディアに分類できるが、クラウド上に据えたものは別の分類がいいだろう。
- 次は処理系。一時的に情報を扱う道具立て。コンピュータシステム、ネットワークシステム。
- 最後は施設系。処理系、メディアの保護あるいは利用に供する施設。適用範囲にある施設すべてが納まることになるでしょう。
上記の分類が成立すると、概ね、管理策も整理される。
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大笑いのケース(笑うのは誰?)は、分類表と資産台帳の混同です。分類表があれば、脅威・脆弱性・管理策は類似性を持つのは間違いないが、資産台帳は一つ一つそれを確認するものだということ。個別の状況を踏まえて適切な管理策が当たるようにしなければいけない。
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