ISO外部審査とは

ISO外部審査とは

ISOとは国連の機関の一つ?。国際標準に関する取り決めを行う。ISO標準といっても性格づけはいろいろあるようで、推奨~参考に相当するもの。達成しなければいけない性能を決めたもの。仕組みについての要件を決めたもの。所謂マネジメント規格ですが、この中で、マネジメントシステムの評価を第三者が行うように取り決めたものもあります。第三者認証制度といわれるものです。

第三者認証制度をとる主要なものは品質マネジメント(QMS)、環境マネジメント(EMS)、情報セキュリティマネジメント(ISMS)が有名です。最近では市中を走るトラックや商業者にもこれらの文字が印刷されたりしています。宣伝効果になるだけの価値があると言うのでしょう。

ISO外部審査とは、多くの場合、このISOの第三者認証制度に基づいて所定の審査機関により実施される監査のことを指します。

.*.

審査機関は認定機関によって正当性を担保されます。審査員は、審査員を認定する期間によって正当性を担保されます。国際相互認証の仕組みを踏まえて、審査の正当性は国際的にも担保される形になります。

.*.


ISO外部審査は、初回審査(第1段階、第2段階)、3年毎の更新審査、更新と更新の間で、毎年実施される継続審査(サーベイランス)があります。サーベイランスは半年毎に実施されるケースもあります。要する少なくとも年に1回は審査が行われる訳です。

ISOの審査が毎年定期的に実施されると言うことは非常に重要な意味合いを持ちます。ミイラ取りがミイラになる図式?。ISO外部審査がその企業の年間計画に当然のように位置づくことは、マネジメントの対象の一つとして納まってしまうことになります。

毎年毎回、規格要求事項への適合性を評価する視点が求められるので、マネジメントシステムの構築も要求規格の章立てにそった形にならざるを得ません。規格自身はそのような章立てまで合わせることは要求していませんが、独自の章立てで構築した場合はどうしても読み替えの道具が必要になりますから、結果的に規格の章立て利用を誘導することになるのです。

もっとも、企業間の提携や人材の流動性を考えた場合、相互のマネジメントシステムの理解がスムーズに行えるので好都合な側面も無い訳ではありません。

.*.

<必ずお読みください>

◆コメントについて

内容見直しの機会としてコメント可能としています。但し、採否・削除は勝手に行いますので予めご了解ください。

◆注意事項

当ブログは独断と偏見を排除しない私用目的のものです。不適切な内容を含む可能性がありますので注意してください。

組織・個人・商品・サービス等について固有名詞が引用されますが、関連考察は誹謗中傷を意図したものでは有りません。また内容の真否は一切確認しておりません。鵜呑みにしないでください。

記事は同じような内容が繰り返し記載されたり、矛盾することが記載されたりします。事実誤認もあります。これらの修正は必ずしも行うものではありません。

◆禁止事項

ブログ訪問者は直接閲覧すること以外の行為は遠慮してください。ブログ内容の一部または全部に関わらず、印刷、コピー、ダウンロード、保管、編集、利用、及び他の人への紹介・情報提供等を禁じます。

2004/04/01

人気の投稿:月間

人気の投稿:年間

人気の投稿