「残留リスクの承認」で具体的にはどうするのか?


「残留リスクの承認」で具体的にはどうするのか?

先ず、残留リスクのおさらい。全ての存在するリスクです。受容基準、受容水準を超えたものだけが残留リスクではありません。ベテラン(何の?)でも間違えていることが多いそうです。

何故、受容しているリスク状況もトップは知る必要があるか。設定した受容水準の検証のためです。リスクポテンシャルの正しい理解のために全容を把握します。

受容基準を超えたものはリスク低減等の対策が求められますが、その時に何らかの投資が伴うため、投資の承認も何処かで必要になります。それが残留リスクの承認の場と同時である必要はありません。場合によっては「やり過ぎ」になります。

  1. リスクの分布状況。統計データ。図表があれば尚良い。
  2. 受容レベルを超えたリスク(資産と管理状況とリスク値)。
  3. 受容水準~受容基準の見直し提案。
  4. リスク対応検討対象資産の提案。
  5. 残留リスク承認のエビデンスは議事録。どの会議体でも構わないがトップの指示事項も反映させたものが好ましい。

分厚いリスク分析表の表紙にトップの承認印を貰うなどは、承認の形式だけを求めたもので、事務局の工程能力の無さを露呈したものになる。

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そこまでやる必要ないよ。という輩もいます。甘言には注意すべきです。

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<必ずお読みください>

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2004/04/01

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