言い尽くされているが、「共有パソコン」あるいは「特定業務用パソコン」の管理が盲点になることがある。
自分専用の業務用パソコンは当人が毎日使うためそれなりに管理される。管理責任者が明確で情報システム部門からの各種お知らせにも随時対応できる。
- そもそも、管理対象として認識されているか。抜け漏れの懸念。パソコン台帳の用途欄への適切な記載。
- 最も基本な日常管理。電源のオンオフ。
- PCなら施錠管理(ワイヤロックまたはキャビネット利用)。最近のスリムPCはケーブルを外せば簡単に持ち運び可能。
- スクリーンセーバーロックの有効化。
- ウイルス対策ソフトの更新(プログラムとデータ)。電源を入れれば自動的にアップデートされると信じても、設定ミスがあればそれまで。ウイルス対策ソフト接続先サーバーを社内に置く場合のアドレス変更管理、接続のタイミング(時刻)を決めている場合の接続漏れ管理。
- OS及びアプリケーション類の最新版への更新。
- ライセンス管理。普通はオフラインの場合は資源管理ソフトの利用にも工夫が必要。
- フリーソフト、スクリプト系アプリの管理も必要。
- 容量管理。あるいはパフォーマンス管理。用途によっては中古PCの使い回し(あるいは放置)が不適切な場合も有り得る。
- ファイル管理。共有PC内に残すファイルの制限。適宜確実に削除しているか。
- ファイルのバックアップ管理。
- 関連するメディア類の管理。
- 持ち出し管理あるいは所在確認。
- アカウント管理。共有IDとパスワードの利用に対する制限。アドミ権限の付与ルール。
- 利用ログの管理。自動生成の場合、適切に保管されるか。
普通のパソコン管理と変わらないが共有であったり、不使用期間が長かったりすると、より慎重な(確実な)取り扱いが求められる。
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