ソフトウエア開発プロセスにおけるコンプライアンス

ソフトウエア開発プロセスにおけるコンプライアンス

ウォーターフォール型は、普通の一般的な商品開発・技術開発と同じ流れ。ライフサイクルで見れば似たような発想で理解できる。

コンプライアンス要求

<ソフトウエア開発プロセスに特徴的な要求>

  • 「知的財産基本法」
  • 「著作権法」
  • 「特許法」

知的財産権(=知的所有権):特許権、実用新案権、育成者権、意匠権、著作権、 商標権その他の知的財産に関して法令により定められた権利又は法律上保護される利益に係る権利をいう。

ソフトウエア(成果物)に関するもの:プログラム、デザイン、アイデア。

<一般のプロセスと共通する要求>

その他のコンプライアンス要求は一般のプロセスと同様のもの。

とは言え、ソフトウエア業界では人海戦術がベースにあるため、派遣労働、業務委託に関する法令順守は重要なものである。公平な採用など。

従業員管理・労務管理に関する法令:
  • 「労働基準法」
  • 「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」(派遣法)
  • 「個人情報保護法」
委託契約に関する法令:
  • 「下請代金支払遅延等防止法」(下請法)
  • 「役務の委託取引における優越的地位の濫用に関する独占禁止法上の指針」
防災防犯関連
  • 「災害対策基本法」
  • 「消防法」
  • 「行政機関等による監視カメラの設置等の適正化に関する法律案」《これはまだ準備中!》
セキュリティ関連:
  • 刑法
  • 著作権法
  • 電気通信事業法
  • 電子署名及び認証業務に関する法律
  • 電子署名に係る地方公共団体の認証業務に関する法律
  • 電波法
  • 特定電子メールの送信の適正化等に関する法律
  • 不正アクセス行為の禁止等に関する法律
  • 有線電気通信法

本社部門(法務、人事、総務など)が絡む場合はコンプライアンスに穴が開くケースは少ないが、部門に任されている場合は、本社からのマニュアルで作業するため、穴が開くケースが出る。本社(各機能統括部門)の常識が部署、特に別授業所、別地域に展開している先では要注意。

特に、部門による派遣従業員の採用、業務委託のケース。

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<必ずお読みください>

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2004/04/01

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