メディアからの新しいリスク「半沢直樹シンドローム」
半沢直樹
ドラマ「半沢直樹」が大ヒットしている。池井戸潤原作の半沢直樹シリーズがドラマ化されている。「やられたら倍返し、嫌、10倍返しだ。」
大人しいだけのサラリーマンも牙をむく日がやってきた。部下や同僚に無理を強いて欺いて出世街道を進んでいる連中は心に当たるものがあるはずだ。仕返しを懸念する企業幹部?社員の価値観の変化がもたらすリスクとは?
定年予備軍。50歳台は既にそうだが、40歳台だってそうだ。思惑・希望・野望・願望~を秘めて会社に入った人間も既に色分けが出来ている。「当たり」と「外れ」。「覚悟」と「諦め」と「もがき」と「余裕」。
しかし、人間やすやす諦めが付いたり覚悟できるものでもない。我慢の裏には恨みが燃え盛っている。安心の定年、家族の安全を願って、漸くその火は押しとどめられている。
半沢直樹シンドロームは価値観の変異を促すものだ。
正義に動かされる社員が出現する。従来の卑屈な不健全な方法論を根こそぎ覆すものだ。合法も違法も含めて、無理を強いて借りを返していない連中への仕返しが始まる。
これは簡単には咎めることはできない。事実だから。それ以上に告発者は被害者でもある。告発者を問題にすれば会社の品格が更に下がる。
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<半沢直樹シンドロームがもたらすリスク>
- 内部告発。SNSサイトや匿名サイトへの告発。告発される個人名も出るだろう。怪文書の回覧。
- 不正行為、犯罪行為は当然、証拠などが上げ難いハラスメント行為(セクシュアルハラスメント、パワーハラスメント)。これらも複数のサイトで上がってくればただのでっち上げ友言い切れない。
- 恨みを買った個人の情報の流出。浮気、使い込み、経費の誤魔化し、出生の問題、異性問題。理不尽な仕事のやり方。無能ぶり、弱点。メールアドレスを流出させて大量のスパムを呼び寄せて迷惑を掛ける。
- 会社の情報そのものが流出。会社が困れば良いと考える。
- 弱点情報の暴露。セキュリティ上の抜け道。
- 公私混同行為の暴露。
- 物理的・肉体的な復讐。これはもう犯罪ですが、そうでもしなければ気が済まない。電車のホームからの転落事故。
- ストーカー行為。恨みを買う人の公私ともが監視対象。
- いたずら電話、いたずらメール。
- (1)正義を貫くための行い。
- (2)恨みを返す行い。
- 審査機関でのパワーハラスメントは有名な話で特にB社のA氏はよく話題に上がる。
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