ビジネスマンの新IT非常識

ビジネスマンの新IT常識

雑誌にビジネスマンの新IT常識(ITリテラシー)とする記事が出ていたが結構これは大変だなと。第3回とあるから連載記事なんだろう。しかし、この記事を書いた人は大手企業のセキュリティ事情と個人事業者のセキュリティ事情を取り違えている可能性がある。注意されたい。

  1. (新常識)
    会社と同じメアドで自宅でもメールが出来るようにする。アドレス帳も移行させる。
    (非常識)
    会社業務関連の情報が自宅に勝手に保管されることになり問題。メアド情報自体も持ち出しは不適切。
  2. ( 新常識 )
    仕事用のメールはスマホを使って24時間チェック。
    (非常識)
    私物のスマホ内に会社情報が蓄積されないか。スマホ自体の安全にも対策は出来ているのか。個人のスマホが管理状態にあるのかどうか。
  3. (常識)メールの添付忘れ防止のために、メール送信は一旦送信ボックスに留め置かれる設定にする。
     確実ではないが一定の効果は期待できそうだ。
  4. ( 新常識 )取引先メールをスマホでダブルチェックするために一旦全てをGメールに転送。
    (非常識)スマホ利用の是非に加えて、Gメール利用の是非も判断が必要。とは言え企業内にGメールを導入しているケースもあり並みのメールシステムよりはセキュア。フリーソフト禁止で一括りする会社はIT部門が弱い証拠だ。
  5. 新常識 )
    営業活動などでは積極的にそー者ネットワーク(ツイッター、フェイスブック、グーグル+、タンブラー、リンクトインなど)を利用する。
    非常識
    ソーシャルネットは双方向の情報サービスで受ける情報も有れば出す情報もある。利用基準を定めなければうかつには利用できない。異なる顧客の情報が錯綜しないか。その前に組織として利用基準が必要。定めが無いときは取り敢えず自由なのか禁止なのか。問題は、会社では禁止しても私的な情報交換の範疇に入ってくるとどこまで拘束できるか。
  6. ( 新常識 )
    フェイスブックのビジネス利用ではプロフィールの公開範囲を友達の友達までとかに制限すること。又プロフィールの検索が出来ない設定にすること。仕事仲間のサイトを紹介。
     ソーシャルネットSNSのビジネス利用は個人事業無ければ先ず無理でしょう。個人事業は仲間内の共感・協力を得て進めることができるのでSNS利用にも大きな矛盾を抱え込まないで住む場合もある。
  7. ( 新常識 )
    外出先・出張先の待ち合わせにスマホSNSのチェックイン機能を使う。FBの場合は情報公開相手を特定して指定するのが面倒だが、Google+のサークルを使えば簡単に出来る。
    非常識
    しかしSNSに参加しているのが前提になるから、一般利用は無理でしょう。
  8. ( 新常識 )
    ソーシャルネットのプロフィールを個人用と業務用(ビジネス用)と分けて2つ持つ。
    目からうろこだね。主催者がいきなり禁止してこなければいいが、公私混同の改善には有用と思われる。その場合も運用の限界、誰がどのようにチェックできるのか、課題も多い。
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<必ずお読みください>

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2004/04/01

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