「情報の確かさ」を検証する方法論
上野動物園のパンダが妊娠したニュースが流れたと思ったら、今度は偽妊娠のニュースが飛び交う。あ~残念ね。きっとそのうちには本当に妊娠してくれるでしょう。と笑って済ますのが普通だが、普通に行かない人たちもいらっしゃる。
上野界隈でパンダの赤ちゃんを取り入れた商品開発や広告作りが既に始まっていたが、妊娠が嘘なら全て無駄になりかねない。なかなか笑って済まされない事態だ。
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情報管理の観点で見るとこの事態はどうなるか?
書式で提供される、あるいは収集するビジネス情報は書式適合性チェックに加えて合理性チェックも行うし、重要であれば審査される。
ところが非定型の観測情報の場合、特に緊急事態では正規ルートを通さない情報が増えるが、このようなときの対処はどうすべきか。上野界隈の商店主と同じような状況に追い込まれることがある。
災害時の緊急対応もあれば、商機を逸しないための緊急対応もある。
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「情報の確かさ」を検証する方法論
烏合の衆が開く会議は気分的な流れに誘導されやすい。思い込みや願望が支配しかねない。判断する立場の経営者に日頃から問題意識があれば、間違えても致命的でないが始めて臨む領域・状況の場合は要注意。
よく見かけるのは先送り。意思決定の放棄だ。同様に、無いものねだりを始める経営者。スタッフに回答を描いた紙をもってこいと言っているようなものだ。結果はやはり先送りになる。
少ない情報、不確かな情報から判断を求められる経営者は胃に幾つ穴が開いてもおかしくない。
- 複数の情報ソース:複数と思っていたら元は同じとならないように。
- 過去及び他社・他国の類似事例との比較検証。
- 専門家の理解と意見。
- ホワットイフ(リスクインパクトのポジティブ・ネガティブ評価)
全てはできないしキリが無い。1時間なら1時間の枠で、1日なら1日の枠で、出来ることをやる。
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BCPは決められた事前の想定に基づく活動だが、想定外の事態でどのように対処するかも大事だ。
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「不確かさ」
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