結果指標を使っての目標管理は出来ない!
どういうことですか。目標管理とは「目標を管理する」のか、「目標を使って管理する」のか。こういうと微妙ですね。目標管理型の経営ってよく聞きます。どちらもイエスですね。達成目標を示し、共有価値として理解を広め、全員で達成を目指す。なんてところですか。
工場見学に行くと災害ゼロ400日とかやってます。単に災害ゼロとやって、今は何日目かを表示しているところもあれば、目標として何日かをあげているところもあります。で、これらは目標管理でしょうか。という話です。
なんかよく分からんね。強いて言えば、引き算の管理でなく、足し算の管理を目指せ!というkとらしい。自分の努力をどのように積み上げたら目的は達成するのか。そういう発想です。なにもしないで居れば災害は出ないですみます。災害ゼロの結果を得るには何を達成すべきかを目標として示すことが経営者は求められるのです。なんちゃって。
結果指標をスローガンとして示すこと自体は構わないが、それだけでは駄目で、実現のための(プラス型の)目標を示すことが必要。紺屋の白袴。多いですね。
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理屈は理屈。実際に達成目標を示すのは難しい。コンサルもこの領域は入ろうとしない。顔を突っ込んでもろくなことが無い。自分が解法を示せるわけでもなく、建前だけ示したところで、一つ間違えば経営者から疎まれるだけだ。
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「業界ナンバーワンを目指す!」ってよく聞くね。しかもそれだけで後が続いてこない。一瞬、目が点になる。売り上げナンバーワン、シェアナンバーワン、顧客満足度ナンバーワン、などなどいくらでもあるし、戦略的な展開が無ければ、具体的な達成目標が設定できない。
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ISMS基本方針とかIS基本方針とか、ISMS有効性評価に関する取り組みを見ると、これでこの組織は回るのかなと思わせるものに遭遇することがあるそうだ。
自分の会社の年度方針・根の目標、あるいは、自分の属するISMSの方針や有効性評価手順などを改めて見てみると、出来具合がわかって面白い。筈です。もっとも、方針展開をしっかりやる癖が付いた組織では、途中で価値連鎖が上手くないこと分かれば、適宜見直されるので、そう心配したものでもない。
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