FBIの操作能力
例の成りすまし脅迫メールで遠隔操作ウイルスが注目されたが、サーバー上のウイルスに容疑者(片山祐輔)の関係先情報が残っていたことが判明したと米国FBIが公表したようだ。誰かが依頼したのか、自発的なものなのか。サーバーはファイル共有サービスで有名なドロップボックス(Dropbox)のもの。FBIの捜査権としてサーバー内を見ることが出来るんでしょうが示唆されるものに留意すべきです。
米国内のサーバーは何かことがあれば米国の操作当局がサーバーに立ち入る。当然のことだが、自分とか関係ないことが要因の場合でも内部を見られる可能性があるということだ。
クラウドサービスの利用をためらう要因でもあったわけだ。結果的には、国内ファシリティを構えるクラウドサービスが出てきて漸く勢いが付いてきたことになる。
しかし、個人が利用するクラウドサービスは海外のものも多いわけで、サービス利用にどのようなリスクを伴うか見ておくべきだろ。
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もっとも国家公安に関わる組織の閲覧は拒否しようが無いのでリスクとすることには疑問が残る。ただ、海外の場合は法律が違いますし、内部捜査の目的も違います。また国家間の関係などは必ずしも常に友好的でもありません。間違っても中国国内や、中国外でも中国資本の影響を受けるサーバーは使用できないでしょう。
クラウドにも中国リスクは存在すると考えるべきです。
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