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審査機関あるいは審査員のSNS利用の是非


審査機関あるいは審査員のSNS利用の是非

審査機関の人間がフェイスブックとかツイッターとかのSNSを実名で利用しているのを見ると奇異に感じる。何故だろう?。普通の学生でも、サラリーマンでも、専業主婦でも、自営業でも、フリーターでも、年金生活者でも、誰も彼もがSNSに染まる時代だ。

SNSは個人名、履歴、信条、交友関係など個人的な詮索の対象になる情報が溢れ返っている。

だから、警察官とか、裁判官とか、教員とか、ある特定の役割を担う職業に付く人は、職務上のことではあっても、個人的な恨みを買うことがあり、また賄賂などによる不正の対象にもなるため、必要以上に個人情報を晒すようなことはしない。

審査員という職業、認証審査という事業はどのように見るか。厳正にやればクライアントと衝突し反感を買うこともある。一方で甘い審査を望めば個人的な懐柔も厭わないものだ。

SNSに晒すということは、厳正・厳格な審査はやりません。個人的アプローチは大歓迎と言っているようなものだ。

李下に冠を正さず。

普通に正しい審査機関はSNSなど利用しないだろう。不適合所見など書かないと決めて掛かっている審査機関ぐらいしかSNSは利用しないだろう。

SNSのメカニズムを社内の情報共有に使うのとではまるで意味が違ってくる。世間のSNS利用はその審査員、その審査機関の意識が何処にあるか推測できるというものです。

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