バックアップメディアの保管場所
サーバーとかのデータバックアップをメディアに取るのは普通のことだが、その保管場所についての検討が結構いい加減。
上書き可能なメディア、例えば磁気テープ類を装置に入れたまま取り出すことも無くエンドレスで上書きしながら使い続ける。これでもバックアップと思っているお方も居る。希少価値のIT担当者です。天然記念物。こういう輩はメディアも1本しか用意していない。装置に入れられたままのその1本です。
装置に障害が起きたらテープも閉じ込められたままになりかねない。テープの記録もエラーを起こしているかもしれない。
何のためにバックアップを取っているのか分らない。仕事の目的を理解していない。こういう連中に限って、リストアなどは考えもしない。バックアップを必要とする事態を想定していないのだ。「バックアップーリストア」はセットで考える概念なのに。
重要な書類もコピーを取るだけで安心している連中と同じ。コピーから必要な情報を取り出すために何をすべきかは考えない。ただ積みあがったコピーの山を見て満足しているのと同じだ。
バックアップメディアは複数セットを複数ロケーションで。これが基本。情報資産の重要度に応じて分散の程度を図る。
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バックアップの目的
完全性の確保。誤操作、システム障害、外部からの攻撃、などの脅威を受けてシステム又は及びデータの完全性が喪失することに備え、システム/データの復旧を確実にするために予め必要な情報~データを退避し確保すること。ぐらいでしょうか。
システム/データの重要度、想定する脅威、保有するコンピテンスによって手段が選択できる。
能天気なサーバー担当者が今日も訳も無くうろついている?
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