観察事項を貰ってしまったら如何しますか?
リスクが存在する領域を明示されているのですから、何らかの「調査」「監視」「リスク分析」を実施します。その上で、「予防処置」の可能性を検討します。リスク値が受容レベルを超えていたら「リスク対応(計画と実施)」を実施します。
再度の分析の結果、リスク値が依然受容レベル以下なら受容します。但し、監視活動などは継続する必要があるかもしれない。
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ところで、
グッドポイントを貰ってしまったら如何しますか?
こちらの創意工夫や頑張りに審査員のあなたは気付いてくれた。他にも頑張っているけどそれには気付いてくれなかった。頑張りは部門の事情もある。下手すると他部門からやっかみにもなりかねない。正しくルール通りにやっているのに、それ以上を求めているのかと理解されると返って問題になりかねない。
経営者が受容している以上のリスク軽減活動はコストの面では問題になる。過ぎたるは及ばざるが如し。こういう考え方をする人もいる。
全体のレベルが低すぎるからグッド扱いになるケースもあるだろう。ポジティブな表現をしているが、内容は問題点を指摘しているのかもしれない。もっとストレートに言って欲しいかも。
ただ、会社によっては指摘は嫌がり、グッドポイントは喜ぶことがあるから、審査員も人の子、グッドポイントを乱発して、返って自分で自分の首を絞めている。
事業インパクトも正しく理解できない審査員の分際で、方向付けに関連する余計な書面を残すのは身の程知らず。自分で適合性審査と言っているのだから黙って適合性審査をやれば良い。とする経営者もいるようです。思っていても言わないだけ。
グッドポイントを貰ってしまったもやることは同じ。調査、監視、リスク分析、有効性評価、等。
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