審査のある日に外出する?
兎に角です。仕事以外の面倒が嫌。そういう人は居ます。有能な中堅や管理職に意外と多い。そういう気持ちは伝播します。その部門全体がネガティブな心持になります。コンサルが調査に出かけても本業外として嫌がりますから、審査などは鼻から問題になりません。さっさと外出してしまいます。酷いときは全員。ISMSの担当者以外は本当に全員。残るのはISMS委員と事務局とコンサルだけ。自分でも恥ずかしくなるそうだ。
もっとも、頓珍漢な受け答えのお陰で余計な宿題を貰うくらいなら外出がいい。三十六計逃げるにしかずです。部門長までもが顧客に呼ばれたと言って出かけてしまう。自部門の審査が終わると帰社する。帰社してもコンサルは勿論、審査員にも挨拶も何もしない。門前払いと同様のことが平気でできるのだから、いずれは会社のお荷物になるだろう。と、誰もが思うわけです。
.ところが、下克上の昨今は部門長を残してISMS担当が外出してしまう。担当が居ないからと、どっちにしてもEXCUSEが出る。
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でも、
審査ってそんなに大事なことなの?。そうですね。人間ドックと考えてみてください。人間ドックなら、1ヵ月後に延期は可能ですが、審査はスキップしたら今年はお終い。次は来年、あるかどうかです。待ったなしの人間ドックだと考えると、大事さ加減はある程度理解できるでしょう。
そうなれば、スケジュール調整などは自分でやるでしょう。部門長なら簡単にできること。経営者インタビューに社長は時間を作っていて、只の部門長が時間が作れないことはない。能力が無いんだろう。と思われても止む無しか?。
コンサルにとっても審査は緊張する。下手をすれば自分が恥をかく。しっかり領分を守らない訳には行かない。と言いつつも、同席して審査員に食って掛かるのは、もっと恥晒しだから、単純でない。
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