審査工数が抱える矛盾性?
コンサルファームも、審査機関も、ソフトウエア開発業者も、建設業者も、殆ど全て、多くのビジネスで、工数の妥当性は常に問題になる。
さて、見積もり工数と実績工数に乖離があっても構わないビジネスと、乖離が認められないビジネスと、何が違うのだろう。
努力して工数を減らしたのだから、その利益還元は自分が受け取る。逆に工数が増えてしまった場合のリスクも自分が取る。
システムの運用監視などは、その時間の量がサービスの中身だから、チェックを全部済ませたので帰りますとはなかなか行かない。1日張り付いていて監視していたことになる。現地待機。アラートを自宅で受け取っても構わないケースもあるだろうに。
コンサルの場合は、成果物主義で通る部分と、工数提供がサービスとなる部分の2面性がある。高額なコンサル費用がかかるのは概ね前者、経験の乏しいところは後者の傾向がある。
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審査工数はどちら?
チェックリストを予定分終了したらさっさと帰る審査員と、プログラム通りの時間いっぱい審査を続ける審査員と両方居る。中には時間をオーバーして審査する人も居る。さっさと返る審査を認定機関(JAB?)が認めているかどうかはしらない。
審査のためのチェック項目数を例えば10件として1時間かかると計画する。10件終了するまで審査する。成果物は10件の結果。分かりやすい。
一方、審査のために1時間使うとして、チェック件数が5件でも1時間で終了する。チェック件数が30分で完了しても残り30分エクストラのチェックを続ける。どうしてそんなに時間にこだわるの。か分かりにくい。
1件の中身、深さが問題なのかな。
組織の人数が何人の時は審査工数は何人日と設定したガイドラインがある。少なくとも計画はこのガイドラインをベースにする。その工数の中でチェックリストが準備され実施されれば構わない。
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時間にこだわるところでは、時間が多すぎて気まずいお見合いみたいな審査を延々続けるところがある。杓子定規。形式主義的で中身にはあまり期待できない。(中身が無いから形式にこだわるのかも)
便宜的な工数ガイドに従えば、実態と会わないことはいくらでも出てくるのは当然。
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#何か分かり難いね。
工数のガイドラインの大本が超アバウトなのに、一旦数字が決まると、1分1秒に拘る人が出てくることに、不自然さを感じる。
もっと分りやすく言えば、例えば、超長距離マラソン。何年の何月に出発してください。とスタートはアバウト。しかし、ゴールでは超精密計測で、100分の1秒まで計測して、順位を決定する。
といえばわかりやすいかな。算数に弱い文科系の人間は、こういう馬鹿な拘りをしやすい。口先だけの文科系人間が多くなるとこういうことも分らなくなる。のかな?
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