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リスクアセスメントツールの功罪

リスクアセスメントツールの功罪

この話は、実は盛り上がらない。コンサルと審査員で意見が違うことが多い。コンサルはクライアントの負担を少なくして構築フェーズを達成するには必須のアイテムとする人がいたりする。

ラコンテとかいうツールは、結構使われているようで、機械的に処理していけば、リスク値が分かってやることが分かる、のかな。とても便利なツールで、これを使うだけで構築フェーズが一回りする。一丁あがりというわけだ。

ラコンテは人がやることをソフトでやるので手間要らず。でも審査対応はやらない。と審査員が笑う。

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どこかに書いてあったかな。人に代わって映画番組を見てくれるロボットが居て、面白かったです。ストーリーはしかじかで結果こうなってとても面白かったです、とやってくれて問題なし。OKなんだろうか。

ツールに頼んでいいことと頼んではいけないこととあって、その基本を間違えると映画鑑賞ロボットが出現する。子供が宿題を面倒くさがると、子供に代わって宿題をやるロボットが現れるかもしれない。子供がスキップして良い部分とスキップしてはいけない部分が理解できていないと、賢いロボットと馬鹿な大人が出現する。

ラコンテを使って馬鹿になった大人に審査員は質問を浴びせ、大人はコンサルの顔を見る。コンサルが言うことを馬鹿な大人はそのまま繰り返す。やがて、コンサルが去っていくと、馬鹿の大人だけが残る。既に認証を与えたところで、発生する困ったちゃん達の正体。

仏は作っても魂は作れないことに気づくべきだ。

コンサルは、そんな面倒なことはやっていられない。仏さえ作れば金になるが、魂のところは手間隙かかって金にならない。

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箱物行政・天下り行政・独立行政法人と似たような側面があるように思うね。なんて脱線でひとまず終了。

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でも大きな問題。進めることも出来ず、戻る勇気もない、途方にくれた組織が、今でも相当数存在すること。何年も漂流したままの組織。コンサルの残した時限爆弾。また、自分を頼ってくる。再構築といって次の仏作りに着手する。