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是正処置の難しさは何処から来るか?

是正処置の難しさは何処から来るか?

是正処置の話は既に何度も出ている。いい加減な是正処置でお茶を濁すケース。対策も表層的。一番多いのが周知とか教育とかコミュニケーションとか。相手が人間で、心とか意識とかに問題を求めるとどうしてもそうなる。

ただし、十分な検討の上で原因にたどり着いていればいいのだが、だから本質的な原因に至っていれば、わりと答え(対策)も素直に出てくるが、なかなかそこまで行かない。トヨタではゴナゼ(5何故)というらしいが、本質に突き当たるまで何故そうなったのかを5回繰り返せという訳だ。これはなかなか出来ない。せいぜい2,3回で先が詰まるもの。

また、本質に入るのは上位に行くのと同じことになることが多い。管理者自らの問題を人目にさらすわ明けで、トヨタみたいに品質担当役員でも上に座っていないと途中で適当に打ち切るのは世の常?。

経営者が自ら考える癖をつけていないと、せっかくのPDCAは空回りになりかねない。

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