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スクエニ社の交渉態度が悪質? 大阪府警は「無断使用」と判断
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http://www.sankei.com/west/news/141117/wst1411170086-n1.html
2014.11.17 21:46
スクエニ社の交渉態度が悪質? 大阪府警は「無断使用」と判断
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著作権取り扱い厳格に
「キャラクターの引用にすぎない」。ゲームソフト「ドラゴンクエスト」などの製作で知られる大手ゲーム会社「スクウェア・エニックス」(スクエニ社)の抗弁に対し、大阪府警が出した結論は「無断使用」だった。他社のゲームキャラクターを無断で使用したとしたとして、大阪府警は17日、スクエニ社の編集・出版部門の役員ら計16人を書類送検した。知的財産の管理が重要視される現代、著作権は厳格な取り扱いが求められることを示したといえる。
きっかけは昨年6月、漫画「ハイスコアガール」にアニメ化の話が持ち上がったことだった。ゲームソフト販売・開発会社「SNKプレイモア」(大阪府吹田市)はこの時点でキャラクターの無断使用を把握。今年2月に両者の話し合いの場が持たれたが、3月、SNK社は「刑事告訴を含め、しかるべき法的措置を検討する」という通知書を送るに至った。
一方、スクエニ社は「著作権法上の引用にあたる」と反論。「話し合いによる円満解決を目指したが、告訴された」として、著作権侵害がないことなどの確認を求めて提訴した。
http://www.sankei.com/west/news/141117/wst1411170086-n2.html
2014.11.17 21:46
スクエニ社の交渉態度が悪質? 大阪府警は「無断使用」と判断
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著作権法は小説や音楽、映画などの著作物を保護する一方、著作権者の許諾を得ない引用も認めている。しかし、その場合は「出所を明示する」「引用部分が区別されている」などが必要とされる。
SNK社「ないがしろにされた」
著作権に詳しい桑野雄一郎弁護士(第二東京弁護士会)は「出版業界では当事者間で事前に交渉したり、金銭を支払ったりして民事上の解決をみるのが普通」としながらも、「(SNK社が)刑事事件化を求めたのは、それだけ交渉態度などが悪質だと受け止めたのだろう」と推測する。
実際、SNK社は通知書の中で「単行本には、あたかも許諾したかのような表示まである。他社には許諾を得ているようで、ないがしろにされた」と指摘し、厳しい姿勢を示していた。
また、書類送検された16人のうち、スクエニ社の一部社員らは以前から、許諾を取っていないのを気付いていたとされる。
桑野弁護士は「最初に許可を取りさえすればよかった話。せっかく世に出た人気作品がこうした経緯で消えてしまうとしたら、もったいないことだ」と話した。
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大手企業の横暴なのか?。よくあることだから、コンプライアンスにはしっかり注意しないといけない。多くの社員が時間を掛けて築いてきたものが台無しになる。中小企業虐めのスクエニになっていないか他の取引先も第三者にヒアリングをさせるなどしてチェックすべきだろう。
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