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ビッグデータが牙をむく前にやること「情報社会の正義」


ビッグデータが牙をむく前にやること「情報社会の正義」

ビッグデータの簡単解説が日経プラス1に掲載されていた。

正規化されていないデータ、連携もリンクもあやふやなデータ、日々刻々湧くように溢れてくるデータ、あらゆるもののログデータ、それらから意味を見つけ出す技術。意味は意図したものか想定外のものかは分からない。新しい発見でも有れば沸き立つだろう。

ありとあらゆる情報を傍受し、底から意味を探す。軍とか警察の組織が昔からやっていることだ。

情報の海(ビッグデータ)に目的の光を当てれば、意味の有る情報が浮かび上がってくる。

不健全なものまで浮かび上がってくるようになると、海は荒れる。やがて凍りついてしまうだろう。情報社会の氷河期が来るに違いない。

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情報社会の正義

社会は商売に繋がることはなんでもするが、商売に正義と非正義があるだろうか。ビッグデータは個人を多面的に監視することも出来る。過去を暴くことも出来る。意図しなかったものまで見えてきたときに何が正義かが合意されていないと歪んだ社会へと突き進むことになりかねない。

IT業界に居る人は技術を進めることで満足している。事業家は法律に触れなければひたすら利益を追う。歪んだ社会かもしれないのに。

情報社会における正義に関する議論は何処でどのように進められているのだろうか。

これも立派なセキュリティマネジメントなのに?。

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ネットイヤーグループ:ネット上の情報からサポート課題を抽出するサービスをKDDIに提供。

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あふれるような監視カメラに自分が映っていないとでも。誰かが何を写しているカメラのはじに自分が映っていないとでも、GPS端末を持ち歩いていないとでも。誰かが録画録音している中に自分の声が入っていないとでも。通話履歴、メール履歴、閲覧履歴、購買履歴。乗車履歴、移動履歴。GPS付きの車に乗っていないとでも。誰かがどこかで自分のことをささやいていないとでも。何一つ否定できないだろう。人も物も一切の過去がキャプチャーされている。

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