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「グーグルリーダー」のサービス終了が示唆するもの?


「グーグルリーダー」のサービス終了が示唆するもの?

グーグルは2013/7/1をもって「グーグル・リーダー(Google Reader)」を終了と発表。2005年から提供しているニュースサマリーページのサービスだが人気も高く、サービス終了への反対署名が広がっている。多分既に10万を超える署名が集まっているでしょう。ただグーグルのサービス全体の中での位置づけは低いようでユーザー数が減少していることを理由に事業再編の対象になったようだ。

「グーグル・リーダー(Google Reader)」

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フリーサービスはいつベンダーの勝手に終了されるかもしれないというリスクとみるでしょうね。フリーに限りません。有料サービスでも現行バージョンのサポートは契約事項であっても、次期バージョン開発までは約束しません。マイクロソフトも途中でやめてしまったソフトが数多くあります。

ベンダーそのものが消失するリスクもあります。

サービス停止のリスクはいつも行く手で待ち構えているのです。

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6:3:1

個人であれ企業であれ、リスク管理は重要。いくらグーグルが好きでもグーグル100%は駄目です。「6:3:1」がリスク管理の黄金率。メインベンダーは6割を最大とする。サブベンダーは3割最大。第三のベンダーの可能性を1割残す。

ユニークベンダーの場合は?

ユニークベンダーの場合はサブベンダーなど期待できません。ですから、共同開発の提案。合弁会社の提案。競合の育成などを検討します。事業規模が小さいうちはユニークベンダーに飛びついていいですが、事業育成後も見据えて、事業の柱にするなら転ばぬ先の手を打つことになります。ポーカーフェイスのパワーゲームって奴かな。駆け引きですね。成長するなら安全弁が必要だけど、成長を確実にするには安全弁は外したいという葛藤が生じます。技術、人材、市場に対する目利きが試されるのです。

ISMS屋が常にコンサバティブなポジションを要求されるものでは有りません。リスクとの見合いで判断すれば済むことです。

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