管理策有効性の評価は133項目全部ですか?
有効性評価は面倒です。133項目から採用した管理策が100項目としたら、この100項目について有効性評価をやります。
管理策を採用するということは、その施策を管理してしっかりやり抜きますよということですから、その一環として有効性を見るのは当然のことです。
妥協的・迎合的な審査機関や審査員は主要なもので十分といったり、出来るものからやってくださいと一見すると優しい態度を取りますが間違いです。そういう場合は嫌味ですが、有効性評価をやらなくて良い理由を聞いてください。
是正処置で考えれば良いですね。リスクアセスから先手を打つのが管理策、不適合を引き金に後手ながら手を打つのが是正処置ですが、管理策も是正処置も正しくは待っているかどうかの検証が必要なのは当然です。どこかの国の公共事業みたいにコンクリートで何か作って満足するだけでは駄目ですよ。正しい事業だったかどうかは検証しなければ。
有効性をどのように評価するかは管理策の特性に応じて変えても良いでしょう。
.*.
一つの管理目的に対して複数の管理策を当てる場合は個々の管理策の有効性の評価の仕方が難しくなります。知恵が出なければセットで管理するしかありません。
管理目的と管理策の関係を構造化・階層化(ベクトル表現)を踏まえて把握できれば個々に有効性評価が出来るかもしれません。
.*.