ハンコとカギの話
文書にハンコを押すのは日常的に行われている。
ハンコは本人だけが持っていてハンコが押してあればその人が確認した、承認した、発行したなどと理解される。
ハンコは何処にでも売っているので厳密に言えば本人確認の証拠には出来ない。業務用の日付データなどを入れるデート印とかデータ印を用意する会社もある。これだと三文判ほどには簡単に手に入らない。
ハンコが何処にしまってあるかも問題だ。容易に取り出せれば成りすますことが出来る。そうでなくても本人が他のものに替わりに押印を求めることもある。
部署は一家(家族?)の日本のオフィスでは全く持って普通のことだ。
ここに杓子定規の審査員がくると返って話がややこしくなる。和風に洋風を取り入れるときの知恵が無いからだ。
これが、今度はデジタルの世界に持ち込まれる。輪を掛けて杓子定規なセキュリティの審査員が来るとそこらじゅうに必要悪をばら撒いてくれる。
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初期の頃にはこういう審査員が居た。今でも居るかもしれない。見つけたら希少価値かも。是非、名前と振る舞いを記録しておいて欲しいね。
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基本的にはリスクとの見合いで決めるだけの話だ。慣れの中に潜むリスクを認識して一定の規律を確立するのは悪い話でもあるまい。
カギ(鍵)の管理も同様だ。ハンコと似たようなところがある。馬鹿な審査員が通った後は、鍵を管理する鍵のオンパレード。ついには暗証番号で使うキーロッカーまで現れた。しかも操作ログが残るのだ。
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