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矛盾する審査スキーム


矛盾する審査スキーム

面白い審査員がいた。問題をせっかく見つけてくれても、観察事項の所見で済ます。観察事項は是正義務は無いからと言ってフォローもしない。継続的改善とか、PDCAとか、能書きでは大事といっておいて実際はまわそうとしない。学校の教室みたいだ。実社会と離れた小理屈で済ます。リアリティのない審査員だ。

その審査員の言い分がまた面白い。

観察事項への取り組み状況を確認すること自体が実質的に是正を強要することに繋がるからだというのだ。

言うだけ勝手の観察事項は無視するのも自由だというわけだ。

ところが;

特定の審査員の勝手判断でもなさそうだ。全くフォローしてない人もいる。審査の中で確認するという人も入る。少し救われるが、審査はサンプリングでやっている以上は審査の中での確認には限界がある。何よりも非効率だ。

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<観察事項の本質とは何か>

このまま看過は出来ない。セキュリティの確実性に心証がもてない。要観察。審査員はそのように判断した訳だ。誰が観察するの?。当然審査員ですよ。観察事項のフォローをやらない審査員は業務放棄に等しい。ヒントは与えたのだから後は勝手にやってくださいで済ましてしまう。

一種の手抜き審査。

ビジネス性最優先の審査機関は平気で手抜きをします。審査を受ける側は手抜きをされれば楽だから何も言わない。審査員にクレームしてもしようがない。審査機関を変えればいいのだが、別の力学も働くから結局放置されることになる。

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