情報システム部門のマネジメントポリシー
情報管理部門、情報統括部門、システム統括部門、情報セキュリティ統括部門、どれもこれも似たようなものです。厳密に言えば、そのコンセプトの本旨とするところは違いますが、実態は同じようなものです。
とりわけ、情報インフラの管理は必須要件ですから、経営陣の思いがどうあれ、企業内で最大のストレスを受け止めるしかありません。
情報システム部門に対する要求は矛盾の塊です。
超安定と超革新。
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システム部門は保守的?
企業を知らない人の意見だろう。若しくは愚かな経営者に委ねた企業の姿だろう。絶えざるチャレンジに追い込まれるのが実態。予算不足、人材不足で、最高のシステムサービスを要求されて、パニック寸前。
勿論、運用サービスの現場は保守的スタンスを取る。当然のことだ。
新しいチャレンジは小規模な部門、子会社、関係会社で実験をしてからというのもある。
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適正予算規模。これが問題です。金くい虫。システムは直ぐに陳腐化する。競争優位を維持するには貪欲に金を要求する。下手に計算式をつくってみても、投資回収前に次の投資を求められる。割が合いません。決して保守的なのでない。金が無いのだ。
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時代は変わった。静的なインフラとして情報システム・情報ネットワークを捉える経営者はもういない。
いまや、情報インフラは事業の骨格そのものだ。
位置づけを明確にできなければ?恐らく人類の資源を無駄遣いしていることになるだろう。
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