「ISMSコーチング」という言葉はまだありません。昨今、俄かに注目を浴びるようになってきたコーチングという手法がISMSの世界でも有効だろうという理解で勝手に作ったものです。
コーチングの本来の意味は知らない。馬車を御して目的地に到達させること?御者を指導すること?
コーチングはコンサルティングとは違ってただ質問をするだけというユニークさも注目の理由。
落ちこぼれ組み、壁にぶつかった組、そういうどちらかと言えばネガティブな状況からの脱出のため指導?出来の良くない部下の指導?とかをコーチングと理解している向きも多いが、確かに似たような局面であることには違いあるまい。
質問を浴びせ、答えは相手側に求める。この手法の合理性はジャンプがない、地に足が着いていること。どんな質問を出されても自分が出来ることでなければ最後まで答え続けることは出来ない。要するに、解決の道筋を自ら発見するための質問を続けていくことになる。これは辛い旅になる。
j自分の価値観、価値観を形成した経緯までが、あぶり出されて来る。
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ISMSは経営ツールの一つと理解すると、ISMSコーチングとは言ってみても、コーチングの領域は依然広いが、問題は捉えやすくなるのではないだろうか?
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経営者インタビューと言うものが有る。審査のスタートに当たって、トップマネジメント自体の問題理解、満足度理解、課題理解、期待値理解を行うもの。経営者として妥当かどうかを確認していくわけだが、手法内容はコーチングそのものだ。但し、見ている限りでは規格条文を追う姿勢が強くて、経営者の脱皮の機会を適切に提供しているとは言い難い。
審査員は臆病と言うわけでも無いが、経営者に迫る姿勢は弱い。
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