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審査機関というビジネスの在り方

審査機関というビジネスの在り方

免許皆伝事業ではない。家元事業でもない。検査サービス事業は近い。人間ドック事業も近い。

先ず
  • 一番はQ、基準に照らして乖離の度合いを正しく把握し判るように伝えること。
    乖離の度合いによって及ぼす影響を正しく分かりやすく伝えること。
    病気(不適合)のレベルでなければ、改善に向けた助言、回復のための助言。
    病気(不適合)のレベルであれば、治療のためのプログラムに入れる。重度であれば入院などの強制的手段。
  • 二番はD、結果を早く伝えること。当日、一定の気かが出ていればよい。1週間後や1ヶ月後では臨場感も失う。何よりも有効性を喪失してしまう。
  • 三番はC、負担少なく。コストは問題が多い。


QよりもCDに拘るのは本末転倒。Qは目に見えないが、CDはよく見えるから安易にCDに走る輩の何と多いことか。呆れるばかりである。

Qの中身も情けない。体裁というかパフォーマンスばかりで、手順がスマートならQが高いと勘違いする向きにはこちらが赤面させられるほどだ。

Qの本質を向上させるには十分な業界経験を積まないと無理。若い兄ちゃんを大量に採用して付け焼刃では出来ない。もっとも経験者には自分の成功体験に落ち込む弱点もある。QCDがトレードオフになるものだ。CDに走れば実現できるQは薄っぺらいものになるのは当然の帰結。

<よい審査には金も時間もかかる>

当たり前のことです。手品もマジックもありません。

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