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トップインタビューで経営者を困らせたら?

トップインタビューで経営者を困らせたら?

経営者はどんな質問でも対応できる。経営者に限らないが。自分で掌握して決定していると信じる経営者は、いろんな場面でインタビューを受けるので、殆ど無手勝流で現れる。

まじめな初心者審査員は型どおりに審査を始める。一種の小劇場ならぬ笑劇場。審査員が用意した20の質問に対して、出てくる答えは数種類。審査独特の言い回しがあるのだろうが、その判別が効かないから同じ質問と思って似たようなコメントを繰り返す。

その結果、社長は社長で、この審査員は馬鹿だなと思うし、若い審査員はこの経営者でよく会社が持つものだと感心する。これで、終われば無事。良い話だ。

ところが、質問の意図の違いを説明し始めると、時として、不幸な物語が始まりになる。さっと理解が付いて来れば一件落着。躓いたりすると、本旨から外れて不幸の土壷にはまることになる。審査員を忌避したり審査機関を変えたり経営者は偉い(強い?)んだ。不勉強を棚に上げて強行路線。みんな不幸になる。

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質問書の事前開示

審査員も事務局も智恵がない。クイズ番組ではないのだ。何を聞くかは、事前に開示してよいし、ついでにアンケートをとっても誰からも咎めらない。ゴーストライターが出てきてもそれで得心が至れば十分ではないか。もっとも悪乗りは避けたいね。

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